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鴨川

作者プロフィール
辰巳優(たつみまさる)
1951年 (昭和26年)京都生まれ
1992年 読売国際漫画大賞優秀賞
1993年 ユーモア広告大賞ビジュアル賞
1994年 飛騨高山漫画フェスタ入賞
1998年 長野五輪四文字熟語漫画最優秀賞

鴨川

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白河法皇が「是ぞ我が意にかなわぬもの」と
嘆いたのが「加茂川の水」「山法師」「双六すごろくさい
という逸話がある
平清盛は強訴ごうそ神輿みこしに火矢を放ったというその強腕
神をも恐れぬその所業無情しょぎょうむじょう諸行無常しょぎょうむじょう)と言うべきか
果たしてさいは投げられた
勝者じょうしゃ盛者じょうしゃ必衰ひっすいことわりをくつがえすのか
平成平家物語 開幕
祇園精舎の鐘がなる

平家物語

祇園精舎ぎおんしょうじゃかねこえ諸行無常しょぎょうむじょうひびきあり。沙羅双樹さらそうじゅはないろ盛者必衰じょうしゃひっすいことわりをあらわす」。この有名な語り出しで始まる平家物語は、平家一門の栄華と滅亡を描いた一大叙事文学で、作者および成立時期についてはともに未詳です。その平家物語の中で、平清盛は極悪非道の独裁者のように伝えられています。矢を射る者は血ヘドを吐いて死んでしまうと信じられていた神輿に矢を放ちこの迷信を打ち破った清盛は、サイコロの目をも意のままにするかのような隆盛を極めていました。しかし、やがて平家一門は滅亡の道へと歩みます。現代に清盛がいるとすれば彼もまた、滅亡は時間の問題なのかもしれません。